びわは葉も種も薬になる!?【びわ茶や温湿布、びわの種酒の効能とは】

食べ物
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夏になると、市場に出てくるびわ。酸味が少なく甘くて美味しいですよね!

しかし皮を剥いて、中身を食べて後はゴミ箱へポイッ!なんてことしてないですか…?

それすごく勿体ない!!
びわは実だけではなく、葉や種は薬になるのです…!

びわを食べた後は、種を洗ってネットを使用して干しておきます。黒い皮を剥くとびわの種酒などに使えます。(後ほど詳しく作り方を書いてます)

※びわの種はそのまま食べると、食中毒に似た症状になるので生で食べるのは辞めましょう。

びわの種

自然療法には有名なびわ。

今回はそんな魅力的なびわの効能についてご紹介します。

この記事でわかること

  • びわの魅力について
  • びわの葉茶と温湿布について
  • びわの種酒について
  • それぞれの作り方

自然療法についてはこちらでも↓↓

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びわについて

古来から中国やインドでは、「薬樹」としてびわは重宝されてきました。

実だけではなく、葉・種・花にまでも薬効があるといわれているびわ。

それではまず、びわについて詳しく説明します。

びわってどんな果物?

バラ科ビワ属で、主に中国原産のオレンジ色の果物。今は長崎や千葉が代表的な産地。常緑高木で、自家結実性といい自身の花粉で受粉し果実を付けることができる。

びわを栽培するには、苗木から5年前後、種からは8年ほどで実をつけるそう。

びわの収穫時は初夏(5月~6月)ですが、ハウス栽培や早生品種に改良されたものもあり、早いと1月に実をつけるものもあります。

しかし傷みやすく寒さに弱いため、おいしいく食べれる時期は短めです。

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びわの実の効能

びわの実の栄養素は主に、β-カロチン・ビタミンB・カルシウム・クエン酸・鉄分が含まれており、皮膚や粘膜を保護する効果があるためアンチエイジング効果、粘膜保護に欠かせない栄養素です。

また、抗酸化作用で有名なポリフェノールも豊富で、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防に効果があると言われています。

ちなみに・・・

風邪を引いて咳や痰が出て胸が苦しい時には、びわの実を食べると治まると言われています。びわの果汁に、葉と氷砂糖を加えて弱火で煮詰めたものを飲めば、喉や肺を潤し咳を止める効果があるそうです。

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びわの葉の効能

実は、実以上に優れた効能があるとされているびわの葉。「ビワヨウ」という有名な生薬でもあり、現在でも漢方薬に含まれています。そして、葉の中に含まれるアミグダリンという成分は、アメリカをはじめ20か国以上でがん治療としても使われています。

古くから健康に良いとされ、自然療法的に活用されてきました。代表的なのが「びわ茶」「温湿布」です。

以前、動物実験で、びわの葉を煮出して温めたエキスを動物に塗布したところ、血液がアルカリ性に浄化され臓器などの体の諸機能改善が確認された結果が出ています。現在も、鍼灸院や接骨院でびわの葉温灸など利用されている所があります。

びわ茶

まずはびわ茶の効能から見ていきましょう。

・デトックス効果

体に対して必要のないものを出し、不必要なものを溜め込まないようにする効果があります。

体に不必要なものを溜め込むと、疲れやすい、体調を崩しやすい、身体が冷えやすくなるなどのデメリットが挙げられます。他にも、むくみや便秘、肌荒れなどの原因にもなるので体内には溜め込まないようにしましょう。

~デトックス効果が期待できる成分~

  • 利尿作用
  • 整腸作用
  • 新陳代謝のUP
  • 脂肪の吸収を防ぐ
  • 肝臓・腎臓を整える
  • 抜け毛や育毛に効果
  • 美肌効果

などがあげられます。

びわ茶はデトックス以外にも、ダイエット体質改善をしたい方にもおすすめです!

・様々な症状改善

びわ茶の成分には、糖類・クエン酸・リンゴ酸などが含まれます。

これらの成分には、様々な症状を改善する手助けをしてくれる成分がたっぷり!

~症状改善~

  • 疲労回復
  • 免疫力UP
  • 血流を整える
  • 新陳代謝UP
  • 整腸作用

などがあげられます。

びわ茶には、アミグダリンという成分がたっぷりですので、飲み続けると胃腸の調子が良くなったという効果が感じられますよ。

・咳や淡を止める

びわ茶には去痰作用があるサポニン、抗炎作用があるタンニンが含まれており、気管に働いてくれます。

  • 咳や痰が長期続く慢性気管支炎
  • 咳止め
  • 痰切り
  • のどの痛み
  • 気管支が弱い体質の人

のどの痛みがひどい場合は、びわ茶に少量の塩を加えてうがいをすると痛みが和らぎ、熱がある場合もサポニンの解熱作用が熱を鎮めてくれるので、風邪を引いたときはおすすめです!

また、びわ茶はカフェインレスなので妊娠中や授乳中の方でも安心して飲むことができます。

こちらの商品は、トルマリン石焙煎方法といい特許を取っていて、鹿児島大学と共同研究を行ったびわ茶です。クセがなく大人でも子供でもとても飲みやすいです!

私の母が癌を患っていたときもこのびわ茶を飲み続けていました。(完治した今でも飲んでおります)

お得用はこちら↓

どの商品も無農薬で国産のビワの葉を使用してあるので、安心して飲めるものです♩

温湿布

・鎮痛効果

びわの葉には、痛みを鎮める鎮痛の効果があります。

びわの葉を焼酎に付け込んだビワの葉エキスを患部に当てるのが効果的な温湿布と言われており、温熱が身体の筋肉や神経、リンパなどに心地よい刺激を与えます。主に以下のような痛みに効果的です。

  • 筋肉痛
  • 神経痛
  • 腰痛
  • ひざの痛み
  • 五十肩
  • 疲れ

びわの葉温湿布は、副作用もなく簡単に始めることができます。

ビワの葉温湿布の作り方

まずびわの葉エキスの作り方から↓

びわの葉エキスは、乾燥したびわの葉150gに対し、35度以上の焼酎(ホワイトリカー)1.8ℓを用意ます。

ビワの葉を乾燥させる

びわの葉を細かくして容器に入れ、上から焼酎を注ぎます。

密封して冷暗所に保管し約2~4か月待ちます。びわの葉エキスが茶色くなったら完成です。

びわの葉エキスは常温で数年持つので、一家にひとつでも常備しておくと安心ですね。

びわの葉エキスを用いて温湿布を作ります。

温湿布の作り方↓

~材料~

  • びわの葉エキス
  • お湯(50°~60°)
  • 洗面器
  • ガーゼ1枚
  • タオル1枚
  • カイロ1つ

~作り方~

1.洗面器に用意したお湯を入れてガーゼを浸し固く絞ります。

2.絞ったガーゼにびわの葉エキスを数滴ふりかけます。

3.患部にガーゼを当てます。

4.その上からラップをかぶせてカイロを乗せ、タオルケットで保温します。

5.そのまま20分ほど保温してください。

基本的にびわの葉温湿布は、腹部に15分、背部に15分、局部に15分ほどです。

びわの葉でかぶれるのが心配な方は、事前にパッチテストをしておきましょう。

また、びわの葉温湿布を作るのが手間な方には、セットで販売されています。

びわの葉がなかなか入手できない、びわの葉エキスが作れないという方にも↓

びわの種酒について

びわの種酒も、びわの葉茶や温湿布と同様で自然療法のひとつです。

びわの種酒の効能

びわの種酒では、体の内部・外部と共に効きます。

  • 口内炎
  • 歯痛
  • のどの痛み
  • 内臓の痛み
  • 胃腸を整える
  • 水虫
  • 切り傷
  • やけど
  • 打ち身
  • 止血作用
  • 虫刺され
  • かゆみ

など、日常的に起こる様々な症状に効果があります。

家の常備薬として持っておきたいですね!

自然療法として、虫刺されのときにびわの種酒を使った治療法を書いています↓↓

びわの種酒の作り方

~材料~

  • びわの種(750g~1㎏)
  • 焼酎(度数が35°以上のもの)ホワイトリカーなど
  • 瓶容器(4ℓ以上のものがおすすめ)

作り方

1.びわの種を瓶容器に入れる

2.容器にお酒を入れる

3.びわの種を定期的に混ぜる

4.冷暗所に2ヵ月~4ヵ月ほど保管しておく

5.保管した後は、ざるなどにあけてびわの種を取り出しエキスだけを使用します。(漬け終えた種はお風呂に入れたり、すりおろして湿布にするなどして利用できます)

完成するとこんな色になります!

我が家では、風邪の引きはじめにうがい薬にしたり、口内炎ができたときに口の中に含んで治しています♩

びわの種↓↓

びわの種酒の使い方

胃もたれ・口内炎・歯痛・喉の痛みには、お湯で3倍ほど薄めたもので口をゆすぎます。

水虫・切り傷・やけど・打ち身等には、ガーゼなどにお湯で3倍ほど薄めたものを浸し、湿布します。原液だけだとかぶれてしまう可能性もあるため気を付けてください。

肌荒れ・吹き出物・シミ・アトピーには化粧水としても使えます。エキスを5倍ほど薄めてグリセリンを加えます。

打ち身に使用した例

※画像は加工してぼやかしてありますが、苦手な方は飛ばしてください

以前、ベッドを移動させるときに淵を足の甲に落として真っ青になった例があります。

けがをした直後↓

びわの種酒の湿布をした翌日↓

1日でここまで改善するとは、自然療法のすごさが実感できますね…!

このようにびわの種は多くの栄養成分が含まれており、癌細胞にも効果が期待出来るとして注目されているのです。

しかし、多く摂取し過ぎると中毒症状を引き起こす可能性もあるので、適量を守る事が大切です。

まとめ:びわは葉も種も薬になる!

今回はびわの栄養と効能についてご紹介しました。

びわは健康的な血液や骨をつくる力をサポートしたり殺菌作用や脂肪に分解する効果が期待できたりと、さまざまなメリットがあると言われています。

びわを食べたときは、種や葉もぜひ活用してみてください。

ぜひこの機に、びわ茶やびわの種酒などを試してはいかがでしょうか。

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