布おむつのメリットとデメリット【布おむつユーザーの本音】

布おむつって実際どうなの？

こんな風に思う人が多いでしょう。

私は元保育士ですが、布おむつでのトイレトレーニングを園が行っていたため、我が子を含め５年ほど布おむつユーザーです。

結論から話すと、私の場合は保育の現場を通して実際に布おむつを使い、メリットの方が大きいと感じました。

正直最初は、めんどくさそうだな…と思っていたのですが…

実際にやってみると、案外気付けなかったことまで気付けるようになり布おむつのメリットを大いに感じるようになりました。

もし布おむつで迷われている方がこの記事を読み終えたときに、布おむつにしてみよう！と思って頂けたら嬉しいです。

では簡単に、メリットから紹介しますね。

布おむつのメリット＜5選＞

１-1.経済的

最近は紙類の値上げもあり、紙パンツ1袋1,000円～のものがほとんど…。高いですよね。

それを月に何回か購入するとなると、出費はかなり多くなります。

布おむつは初期費用がかかりますが、長い目で見ると紙おむつを買うよりかなり経済的です。

布おむつの初期費用は約1万円～揃えることができます。

などなど。

揃えるものによって金額の差が出てくると思いますが、この程度あれば始められます。

1-2.お肌に優しい

紙おむつって何で出来ているか知っていますか？

なんと大部分は石油で出来ているんです！

コットン素材の紙おむつにも、漂白剤が入っているものがあります。

化学成分が多く使用されている紙おむつには、深刻な有害物質の影響が考えられるのです。

これは大人の生理ナプキンもそうです。

まだ体が小さくて、デリケートな赤ちゃんの肌には特に気を付けてあげたいですよね。

布おむつも、なるべく綿素材のオーガニックなものを選ぶとなおお肌に優しいです。

1-3.パンツデビューが早い

布おむつの子はおしっこが出て濡れると、お尻が気持ち悪くて泣いて訴えるようになります。

もちろん最初はおむつ替えの回数が増えますが、トイレトレーニングを行う時期を早めるきっかけとなり、おしっこうんちはトイレでする！が、当たり前になる習慣が付きます。

紙パンツの吸収力に頼ってしまい、尿や便がおむつに溜まった状態に慣れてしまうと物心ついた頃にはトイレトレーニングが難しくなります。（イヤイヤ期は特に…）

ですから、紙パンツでもトイレトレーニングはできますが少し苦戦する可能性が高いということです…

1-4.体調異変に早く気が付ける

• 「おしっこの色がいつもと違う」
• 「おしっこの回数がいつもより少ない」

など、吸収力のすごい紙パンツだとわからないことがあります。

体験談ですが…

クラスの子が連休明けから、排尿感覚がいつもより長く、尿の色が濃ゆい・・・

ということに気づきました。（布おむつはおしっこの色までしっかりわかります。）

これは軽い脱水症状でした。

いち早く気付けたため一大事にはなりませんでしたが、本当に布おむつでよかったと心底感じた瞬間でした。

1-５.子どもとのコミュニケーションが増える

肌で触れ合うこと、感じ取ることにより日々のコミュニケーションが築かれていきます。

おむつ替えの際はぜひ赤ちゃんに語り掛けながら行ってみてください。

そして、肌が触れ合うことによりオキシトシン（愛情ホルモン）が分泌されると言われていますよ。

大きなメリットは４つ紹介しましたが、他にも

• ゴミが出ない
• 買い物が楽になる

などがありますね。

2-1.洗濯が大変

これは布おむつ最大のデメリットと言えるでしょう。

最終的には洗濯機で回せますが、まず大きく汚れたら手洗いや漂白つけ置き、

臭いが気になるとなれば重曹などでのケアが必要となってきます。

しかし、赤ちゃんのおしっこやうんちって想像しているより汚くありません。

おしっこは水洗いで汚れはほぼ落ちます。

うんちの場合、流せるものはトイレへ。漂白でつけ置き。後はまとめて洗濯機にお任せするだけです。

ただ、手間も時間もとられてきつくなるときがあると思います。

どうしても頑張れないときは、紙パンツに頼っていいんです。

2-2.紙おむつより吸収力がないため、漏れることがある

紙おむつも漏れることがあると思いますが、布おむつは比べて吸収力が怠るので

お尻が気持ち悪くなり、昼夜関係なく泣いてしまうことも。

これはメリットの方で話した通り、逆にパンツデビューへの近道とポジティブに考えることもできます。

でも…

夜中のおむつ交換って眠いし大変ですよね。

本当に余裕がないと睡眠不足でストレスが溜まってしまうと思います。

（以前私もそうでした…）

2-3.外出する際に荷物が増える

布おむつで外出するとまず、替えのおむつと、汚れたとき用の袋とおむつカバーと…

と荷物が多くなり大変ですよね。

私は無理せず、外出時は紙おむつにしています。

（実家へ帰るときや連泊の時、短時間の買い物の時は布おむつですが）

外出の際は何があるかもわからないので、そういう場合は紙おむつの方が無難かと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私は保育の現場での経験を通して、コミュニケーションの大切さ、肌に優しい、体調異変にもすぐ気付けるという点から我が子にも布おむつを使ってあげたいと思いました。

（それに経済的だなんて一石二鳥じゃないか～！！と…）

そして最近の布おむつは、種類豊富でイラストも可愛いものばかりです。

その日の気分によって、パンツの柄を選び楽しむことも◎

1番伝えたいこと

布おむつがどんなに良いと思っていても、どうしても頑張れないときだってあります。

産後の体調や睡眠不足、精神的にきついことだって…

そんなときは無理をしないこと。

私は時と場合によって、紙おむつを併用して使い分けています。

たまに紙おむつを購入したって、普段布おむつであれば経済的なのは変わりません。

私は完全に布おむつ！ではなく、臨機応変に使い分けることをお勧めします。