プラスチックは危険な有害物質?【身体への影響とBPAフリーについて】

暮らし
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みなさんはプラスチックで出来ているものを身近に持っていませんか?

例えばペットボトル、タッパー、子どものお皿など…。

我が家にも今までたくさんありました…しかも使いやすいものばかり…。

実はその中に含まれている、BPAという成分が今世界で問題になっています。

今回はそんなBPAの危険性についてご紹介していきます。

この記事でわかること

  • BPAの危険性
  • BPAが含まれる物
  • BPAの避け方
  • おすすめのBPAフリー商品
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BPAとは

それではまずBPAを詳しく解説!

ビスフェノールAという化学物質のこと。主にポリカーボネートやエポキシ樹脂と呼ばれるプラスチックの原料として使用される化学物質。BPAは略称。

BPAが含まれているもの

  • タッパー
  • ジップロック
  • 水筒・弁当箱
  • ラップ
  • 哺乳瓶
  • 缶詰・レトルト食品
  • ペットボトル
  • 炊飯器
  • 電気ケトル
  • テフロン加工のフライパン

などなど…。

私たちの日常生活の中で欠かせないものの中に意外とBPAは潜んでいます。

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BPAの危険性

実はBPAの危険性は、すでに海外で有名な話。

フランス→BPAを含んだ食品や調理器具などの輸入、輸出、販売を禁止。

アメリカ→BPAを含む商品を提供する場合は、明確かつ合理的な警告を義務付けられている。

他にもカナダでは、ポリカーボネート製の哺乳瓶は熱湯を注ぎこむことが禁止されています。

まだ日本ではあまり知られていない情報ですが、BPAの危険性は本当にあるからこそ海外で対策が始まっているのです。

日本でも何かしらの対策をして、危険なことをもっと多くの人に知らせるべきだと思います…

BPAはどうやって体内へ入ってくる?

BPAが1番人体に取り込まれる最大の経路は、食事です。

食品の包装や飲料ボトルに含まれる化学物質は、熱や浸し出しにより食品に移行します。

BPAが含まれるお皿やコップを使ったり、缶詰・レトルト食品、ラップなどの内面部分に施されているコーティングが水分や油分と溶け出し、食べ物に付着して体内に侵入してきます。

BPAは凍らせたり洗剤で洗ったり、油性や酸性の食品や液体に触れることで、より多くのBPA浸出させると言われています。

また、子どもの紙おむつやおもちゃ、女性用の生理用ナプキンなどにも含まれているものがあるので要注意。

BPAの人体への被害

この件については、1997年頃から「BPAは毒性だ」と懸念され始め、これまでに国は多くの研究や試験を続けてきました。

その結果、「BPAが体内に取り込まれると、環境ホルモンとして人体に影響を及ぼす可能性がある」との発表がありました。

生殖器の異常

  • 泌尿生殖器の奇形
  • 生殖器がん
  • 思春期早発(女の子の生理が早まったり、胸が異常に大きくなったりなどの身体の性成熟が年齢不相応なほど早期に起きてしまうこと)
  • 子宮内膜症の増加
  • 生理不順
  • 不妊症
  • 流産やダウン症候群
  • 若い男性の精子数が減少

リスクが増加する主な病気

  • 乳がん・前立腺がん
  • 肥満
  • 糖尿病
  • 心血管疾患
  • 甲状腺機能障害

神経系の異常

  • 注意散漫や多動症
  • 発達障害やADHD、うつ病の増加

免疫系の異常

  • 主に子供の喘息とアトピーの増加
  • 免疫機能障害

BPAはいわゆる「環境ホルモン」と呼ばれる、内分泌かく乱物質です。

この影響は大人より子供の方が大きく出ると言われており、海外では小動物の胎児や子供にはBPAの毒性が認められたという結果も出ています。

妊娠中の方や、子育て中の方は出来るものからプラスチック製を手放し、少しづつ安全なものに買い替えていけるといいですね…!

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BPAフリーの意外な落とし穴

これまでのように、BPAには問題があるとして認識されるようになってから「BPAフリー製品」が市場に出回るようになりました。

BPAフリー商品のマークの例

この表記は、BPAが含まれていないことを消費者に伝えるためにつながります。

しかしBPAの代わりに「ビスフェノール」や「ポリエーテルスルホン」などが使われるようになり、この代替物はBPAに比べて人体への影響に関わる研究が未だに満足に行われていません…。人体へのリスクがよくわからないまま体内に入るのは避けたいですよね。

これらの化学物質を避けるには、BPAフリーのマークだけではなくその他の物質にも気を配って見る必要性がありますね。

「BPAフリー」=「安全」という認識はやめましょう。

BPAを避ける方法

身近なプラスチック製品を減らす

まず今後は、プラスチック製のものをあまり買わないようにすること。

例えば・・・

  • 調味料は、ペットボトル入りではなく瓶に入っているものを選ぶ
  • ペットボトルは買わずにマイボトルを持ち歩く
  • タッパーやジップロックではなく、ガラスの耐熱容器やホーロー、ステンレス製品を使う
  • 缶詰は買わずに、紙パックに入っているものを選ぶ
  • フライパンはフッ素加工されていないものを選ぶ

などなど。

プラスチック製品は軽くて割れにくくとても使いやすい製品だと思いますが、代替えする選択をすることで健康を守ることにつながります。また、プラスチックごみ削減にも◎

もし今お持ちのプラスチックをなるべく使いたい場合は、レンジで温めたり、洗剤でゴシゴシこすって洗うことは極力控えるようにしましょう。

BPAフリー(完全に安心)おすすめ製品

我が家が買い替えた商品でおすすめしたいものです!

1.スタッシャー

ジップロックの代わりに使える品物。

スタッシャーに入れたまま、レンジやオーブン、湯銭での温めや冷蔵、冷凍の保存、食洗器でも洗うことができる万能品です♩

食品以外にも、小物入れケースとして使っている方もいるそう。

我が家では、娘の離乳食の冷凍ストックは全部スタッシャーに入れています!

いちおしポイント

  • スタッシャーの原料は、多くの乳幼児用製品や医療用器具に使用されている、ピュアプラチナシリコーン100%
  • 軽量で何度も洗って使える
  • 水性マーカーでラベル書きもできる
  • 海を守るサスティナブルなフリーザーバッグ

2.ZIPTOP

こちらは自立型保存容器。

こちらは、お肉や卵料理のつけ置きやソースなどの液状のものを保管するときに使っています!

いちおしポイント

  • プラチナシリコン100%
  • アメリカやヨーロッパの安全基準をクリアしたシリコン
  • 口が大きく開くため、使いやすくて洗いやすい
  • 蓋がいらないため、スリムでコンパクト

繰り返し使えると、エコにもなるし節約にもつながりますね♩

3.ライフファクトリー

こちらは水筒です。マイボトルに最適商品♩

アルミを使用している水筒にはサビ防止のためにボトルをコーティングしており、そこにBPAが含まれているものが多いそう。

いちおしポイント

  • ガラスでできているので、洗いやすく沸騰消毒もできる
  • ボトル以外の部分はプラスチックだが、BPAやBPS、フタル酸エステルなど人体へ影響が懸念されている物質を含んでいない
  • 飲み口がダイレクトなので、スムージーなどにも最適

4.サンク(CINK)

こちらはBPA・BPSフリー、着色料も水性の食用顔料を使用した安全な食器です。

子ども用の食器に揃えてもいいかもしれませんね!

機能的でニュアンスカラーというスタイリッシュなデザインなため、ギフトとしても向いている商品。

いちおしポイント

  • フタル酸エステルもフリー
  • 割れにくく丈夫
  • 原料は竹箸を製造する過程で廃棄・リサイクルされたオーガニックバンブー。
  • ボウルやコップまで幅広く、カラーがかわいい

まとめ

今回はBPAについてのご紹介でした。

プラスチックのおかげで私たちの暮らしは便利になったことも多いですが、その便利さと引き換えに健康を害するとなると、やっぱり避けておきたいですよね。

プラスチックは熱・油・酸に弱い!!

プラスチック製品を使うときはこれを頭に入れておきましょう↑

今回わかったように、BPAは意外と知らないうちに体内へ侵入しています。

できれば全て避けたいところですが、それも少し難しいもの…。

私は今のところ全てプラスチック製品を辞めるのではなく、食品に直接触れる容器やラップなどをBPAフリーにする。という意識でやっています。

今後はプラスチック製品を買わない・原材料名を見てBPAフリーか確認する、など少しずつ心掛けていくことが大事だと思います◎

今あるプラスチック製品はむやみに捨てずに、熱や油に触れないものや食品以外のものに使うといいかもしれませんね。

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